ブランドの独自性を魅せる
Milano Design Week 2016 (Vitra ‘Colour Machine’installation)
”創る喜び”コンセプトを体感
アイシンは、Imagine New Daysをテーマに掲げ、クリエーターと共にインスタレーション展示を行った。自動車産業を支える企業ということをイメージさせる空間展示の他に、OEKAKIミシンのワークショップも行い連日大盛況であった。来場者は、草原のような空間(OEKAKIで制作した布スラットで構成)の中、光や風を感じながら、親子や友人と共に輪になってOEKAKIを楽しんだ。「絵を描くような感覚で自由にお絵描きができる」という説明に想像がつかず頭を傾げながらも、ミシンに向かうと夢中になり、最後には誰もが笑顔で会場を後にした。私たちの想い描く未来のくらしの一端を、OEKAKIミシンという商品を体感してもらい、伝えることができた。

3年間のミラノ出展を通じて、優れたモノや技術をただ陳列しても来場者の心に残らないことを身にしみて感じた。そのモノに到った開発ストーリーはもとより、確かな技術・歴史をもつ企業といった背景を独自性として魅せながらモノ・技術をアピールしていくべきだ。