連載.これからのライフスタイル 進化する日本の伝統産業ーARITAの取り組みー 昨年設立された陶都肥前ものづくり協同組合は陶土・生地・石膏型製造業社が協力し、各々の知識を結集することでお互いの問題点を克服した効率的な鋳(い)込みや型づくり、土の配合を行っている。また製造途中で出た廃泥や廃土の再利用も容易で環境に優しい。こうした新しいものづくり体制は組合にとっては技術伝承・生産性向上の目的があるが、ユーザーにとっては質の良い器を手頃に買えるメリットがある。